こんにちは、なかばです。
今日は、不動産会社で働いていたときの話をしたいと思います。
私が配属していたのは、建物を管理する部署。
設備の不具合に関する修理受付をメインとした入居者からの問い合わせ応対を担当していました。※入居者以外の時もあります
ある日、男性の入居者から掛かってきた電話。
入居者「あのぉ・・なんて言うかあのぉ・・・とうでん・・・されたみたいなんですけど・・・。」
私「とうでん・・・?(て何ですの?)」
入居者「はい・・電気を・・・盗まれたみたいです・・・。」
私「盗電!」
電気って盗めるんだっけ?
え?あれ?
私の頭の中は混乱。
入居者の話をまとめると
- ある日突然知らない人が家に訪ねてきた
- 「最近電気代高くなってませんか?」 と訊かれる
- 「あなたの家、隣の住人に電気盗まれてますよ。」と教えられる
- わけもわからず管理会社に電話
社員や業者さんが調査を行うと、確かに不自然な配線が屋外に引かれていることを確認。
警察立ち会いの下、本人(犯人)に話を訊いたところ、「光熱費の節約のためについやってしまった」
いやいや、赤の他人である隣人に負担させてるだけだから。
何度か話し合いを行った結果、
『犯人側が引っ越す』
ということで話がついたそうです。
*これまで盗んだ分の支払いについては不明
配線に詳しい悪い人と配線に詳しい良い人がこんなに近い距離にいるとは・・・。
教えてくれた親切な方は、通りがかりにふと不自然な配線があることに気がついたそう。それでも大体は、「何か理由があるのかも」「自分が首を突っ込むことではない」と思い部屋を訪ねるまではなかなか出来ないですよね。
世の中まだまだ捨てたもんじゃ・・・なのか?どうなのか?よくわからない事件でした。
あなたの家は大丈夫ですか?
最近電気代がやけに高いと感じたら、家の周りに不自然な配線がはっていたら、管理会社に連絡してみるのもひとつの方法です。
そんなバカな!と思うようなことが世の中ありますからね。
ではまた。