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しがない派遣OLのよもやま話

『結婚願望ゼロの私が結婚した話』~結婚生活~ #29 入院までの一年間。

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入院までの一年間の出来事。

 

 

母と決別

 

通院していた婦人科は私の実家近くにあったため、通院の日は実家に寄り母のご飯を一緒に食べたあと家まで送ってもらう、ということを数回続けた。

 

正直、母のことは好きではなかったが、離れて暮らすことで関係は前より良いと思っていたし、旦那が頼りにならない中、心のよりどころが欲しかったのだと思う。

 

何度か実家へ行くうちに、私の病気のことをちょこちょこっと調べた母が、誤った知識で口を出してくるようになる。申し訳ないけど、当人である私の方が寝る間を惜しんで色々調べているし、同じ病気の方の体験談をたくさん読み漁っている。かつ、医師と話しているのも私だ。

 

この頃はガラケー時代なので、母は苦手なパソコンを使って調べてくれたのかもしれないけれど、誤った知識というのが問題で、正しい説明をしても全く聞く耳を持たない。

 

そして、子供ができにくくなる可能性があると目にしたようで「孫が見たい」と騒ぎ出す。

 

私が子供を嫌いなことを母は知っているし、理解もしてくれていると思っていたため、孫の話が出てきたことはショックだった。

 

(もちろん、知人に孫が出来た話を聞いたり、子供が出来ないかもしれないと知ると欲しくなる心理は理解するけどね・・・。)

 

それに、母自身子供が好きではない。「結婚したら子供」という昔の常識(?)もあり産んだだけで、その結果が私たち姉妹なのにそれを母が言うのかという怒りも沸いた(母は暴力を振るう人だった)。

 

元々、母は私の味方ではない。すべてにおいて、わがままな娘の私が悪く、義理の息子がかわいそうだと考える、全面的に義理の息子の味方。

 

挙句の果てには、「なんでそんな病気になったの!!」と責められた。

 

何かがぷっつりと切れ、諦めと、何とも言えない感情が胸に広がる。

 

母の人生に私は必要ないし、私の人生にも母はもう必要ない。人に迷惑をかけず、元気に生きていてくれていたらそれでいい・・・。そう思い、電話やメールを母の恋人を含め拒否設定にした。

 

もう連絡は取らない。

 

ちなみに・・私が結婚したら自分も結婚すると言っていた母は結婚をしなかった。本当は結婚するつもりがなかったのだと思う。

 

娘が結婚したらというのはただの理由付け。母が結婚できないのは私がいるせいだと責任を感じていた私がバカだったんだ・・・。

 

 

結婚指輪を売る

 

旦那への愛情・・・は初めからないものの、情のようなものすら少なくなっていっていた。義兄の結婚式も終わったことだし、もうこの人と話す必要もないと感じ徐々に話さなくなっていく。

 

そして、結婚指輪を売った。

 

私の指輪は、つけていなかったため全く問題はなく、「やっぱり結婚指輪なんて必要なかったなぁ」という感想。

 

指輪は12,000円で売れた。

 

自分の指輪を売ると、今度はヤツの指輪も売りたくなった。

 

ヤツの出社時間が遅い日、リビングに置いてある指輪を持って家を出る。

 

仕事中、「指輪をなくしてしまった」旨のメールが届く。文面から焦っている様子が伝わる。

 

その日の帰り、ヤツの指輪を売った。

 

10,000円也。

 

「私がお金を出して買った指輪だし」という気持ちがどこかにあったため、罪悪感はそれほど強くはなかった。

 

指輪を買ったお金は生きるために使った。