義兄の結婚式当日、現地のホテルにある女性用更衣室で着替えていると、慣れないため時間が掛かってしまい義母が迎えに来る。
「とってもかわいいわよぉ!」
ドレスアップした私をしきりに褒める義母。
そんなにご機嫌取らなくても終わるまでちゃんと居ますよ。
義兄は海外留学経験がある人。一人暮らしをしていたので家事も一通り出来るのだろう(やるかどうかは別だけど)。そして奥さんになる人は、誰もが知っている海外のハイブランドメーカーに勤めており、店舗で少し責任のある立場。
お嫁さんの上司だか先輩だかが、そのブランドの真っ赤なワンピースで登場した時はさすがに驚いた。花嫁よりよっぽど目立っております・・・。
あと気になったのは、義兄のお友達エリア。ヤンキーのような外見で初めから気にはなっていたけど・・・「ウェーイ!!」みたいなノリで大声で宴会を始めた。
私から見た義兄は、「まじめで誠実」という印象だったのでギャップを感じた。友達がアレって義兄大丈夫かな・・・本当はそういう人なの?
式の途中の休憩時間?自由時間?にビデオカメラを持った人がやってきた。
「お二人にお祝いのメッセージをいただけませんか?」
「嫌です」
なんてこともあり、出された3万円の食事が口に合わずにほぼ手を付けずお腹が空いて仕方がなかったり、やっぱり結婚式(&披露宴)って私には理解のできないものだなと感じた。
最後の結婚した二人が参加者を見送る場面では、「なかばちゃん来てくれてありがとう!今度ご飯に行こうね!」とお嫁さんから言われた。
が、行くことは一度もないのである。