私が仕事を辞めることは結婚前に決めていた。
理由は、新しく来た所長と合わないこと。このとき私は、同じ業務をしていた方が退職されてから二人分の仕事をこなしていた。いや、まったくもって処理が追いついていなかった。
新居に引っ越ししたときの話にも書いたけれど、毎日終電近くまで残業に追われていた。その原因のひとつは何も改善しようとしない所長にあったと思う。私が連日終電近くで帰ろうと無関心。
所長おススメ!の方が一人入ったことがあったが、1日中顔をこすって仕事をせず、2週間で「私には向いていない」と辞めて私はまた一人になった。
所長と考え方から何からが合わないと感じていたのは私だけではなく、私をかわいがってくれていた女性社員が異動願いを出した。
その会社では、異動願いを出してもそう簡単に希望通りにはならず、異動まで何年もかかるのが通常なのに女性社員はすぐに異動が決まった。所長は自分に意見してくるその女性社員を煙たがっていることは感じていたので、何か手を回したのかなと思った。
女性社員が異動前に「もし辞めたいなら私から言おうか?💦」と私の気持ちを察して声を掛けてくれ、泣きながらもう限界なので辞めたいと伝えた。
本音はそこにあったものの、表向きは「結婚して家も遠くなるので」と結婚を理由にした。本当の理由を言ったところであの所長に気持ちが伝わる気が全くしないし教えてあげるなんて親切なことしてあげる気もないし、その方がお互いに平和だと思った。
3月末の契約終了で辞めるつもりで以前から所長に話をしていたけれど、次の人が決まらないとなかなか辞めさせて貰えず1ヶ月更新を繰り返し6月末で辞めた。
今の私ならすっぱり辞めるなぁ・・・(;'∀')
引き継いだ方は中国人で、とても努力家のステキな方だったけれど、そもそも全く追いついていない通常業務をしながら仕事を教えるのは自分一人でやるよりもさらに時間が掛かるのに、言葉の壁も若干あり精神的にも体力的にも限界で後半の記憶はぼんやりしている。
中国人に教えている最中にもう一人入った。その方は日本人でマイペース型だったけれど、なにせ時間がないのでリミットまでに全て説明しなければと詰め込んだ。
お二人にすべて押しつけて辞めるのは申し訳なくもあったが、一応二人体勢にはなったわけだしもうどうでもよかった。
勤務最終日も、お二人を帰らせ社員の大半も所長も帰ったあと、出来るところまで処理して遅くに退社した。
仕事を辞めることは前から旦那さんにも話して知っていたのに、いざ辞めるときになるとなぜか旦那さんは 「今は困る」と言う。
これだけ私が苦しんでるのに?
じゃあいつならいいの?
予定通りに私は辞めた。
契約満了で辞めたけれど、この時はパートや派遣の契約満了の扱いが今ほどハッキリしておらず、退職理由が「自己都合」になっており失業保険の給付を受けるまで3ヶ月の待機期間が出来てしまったことは今でも恨んでいる。
契約を延ばし延ばしにしたのはそっちだっていうのに・・・。